鋼道路橋の塗膜調査

 鋼道路橋の塗り替えを行うに当たって厚生労働省からの通達にて事業者は、事前に有害物の有無、含有量を調査し、施工者に伝える必要があることが書かれています。特に旧塗膜には重金属(鉛、クロム等)やPCBが含まれている場合が多くあります。この有害物が含まれている場合には、設計・積算においても仮設設備や素地調整の選定が大きく違ってきます。また施工においても労働安全衛生法や特化物規則、産廃法等で様々な規制を受けます。

 塗膜調査においても重金属(鉛、クロム等)やPCBが含まれるおそれのある場合には安衛法や特化物規則の適用を受けます。その為にもその知識と有資格者での調査を行わなければなりません。

 当社は、鋼道路橋の塗膜調査に必要な機械設備と有資格者をそろえ各種の法や規則に従って調査を進め、有害物があった場合の対策方法と適用する法律について提案します。

塗膜調査のフロー

事前調査
塗装記録により塗装内容と施工時期の確認
作業足場の確保
必要に応じて足場組立又は高所作業車を使用
塗膜採取
塗膜剥離機等にて塗膜を除去
試料ケースに塗膜を採取
 ※塗膜剥離剤の剥離試験(オプション)
塗装復旧
剥がした部分の塗装を復旧
試験分析
公的な試験分析機関にて分析(1~2週間)
解析・報告
試験結果により有害物質が含まれる場合の関係する法令と対応策と施工方法の提案

(主な関係法令)
・労働安全衛生法、施行令及び労働安全衛生規則
・鉛中毒予防規則、特定化学物質障害予防規則
・粉じん障害予防規則
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律(施行令、規則、条例)
・PCB廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法
・低濃度PCB廃棄物 収集・運搬ガイドライン
・低濃度PCB含有廃棄物に関する測定方法

(調査に必要な有資格)
・鉛作業主任者
・特定化学物質作業主任者(タール、PCB)
・高所作業車運転者
・足場組立解体作業主任者

塗膜調査に必要期間と費用

・塗膜調査の結果は、報告書提出まで約1ヵ月程度かかります。(調査条件により多少変更になります)

・塗膜調査の費用は、調査場所や条件により変動しますので現場単位毎にお見積りをさせていただきます。

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